おたんこなすこのオザンビアン

はじめて、逃げだしたいと思った。

本日、訪問教育の水曜日でした。

しかし、今日は、寄り道をして行くとのこと。


どこどこ?


と思っていると、初めて会うお母さんを発見。
このお母さんの息子に逢いに行くらしい。


オディ?(すんませーん。お邪魔していいですか?)

って言いながら、家に入る。


ん?
誰もいない。


と思ったら、床に誰か寝てる。


これが息子か!


寝ている息子12歳の布団をひっぺ返し、「やぁ!」と言ってみる。


同僚とお母さんが、何か現地語でお話ししていて、下半身の布団をめくった瞬間、息をのんだ。

というか、息が止まった。

ビニール袋で包まれたお尻。

まさか。。。

尿は導尿っぽい。ペットボトルで尿が受けられている。

ほんで、お尻…

お母さんが、「あ、うんこしとるわ」と言ってビニール袋をとると、そこには大きな大きな褥瘡が。


つまり床ずれ。



3歳児の子どもの顔の大きさくらいある褥瘡。
肛門の下にできてるから、もうお尻の割れ目はなく、骨も見えてる。
座るときに床面と触れるところが、すべて褥瘡になってるわ。。

お尻のお肉が、ただれてるというより、もうただれきって、完璧になくて、中身の腸が見えている感じでした。

お尻以外にも、腰や、膝に大きな大きな褥瘡が、まだあった。


おぉぉぉぉ。


息をしながらも、

なんというか、なんとも言えない気分になる。


2年前まで元気だった男の子。
ともだちと遊んでいるときに、後ろで腕を組まれた状態で、友だちにうしろから肩に手を置かれ、そのまま膝蹴りされ、後ろに倒れる。。というか、脊髄損傷だよね。


母親が警察にいくも、警察は何もしてくれなかったそうな。

その後、大きな病院にかかりながら、生活して、床ずれ発症。


どんどんひどくなる。

入院を繰り返すも、お金もないから、今は自宅療養。

働き手は…いない。


お父ちゃんは、出て行ったそうな。



お母さんが必死で、その息子を手当てしていました。


ここでも母の愛かぁ。


と思いながらも、初めて苦しくて、その場からいなくなりたくなりました。

隣の同僚は、処置している間は携帯をいじいじ。
あれ?
あんまり響いてないの?


と思ったら、別れを告げて、その家を出た瞬間に、


「んーーーーーーーーーーーーーーーー」


と、息を吐いていました。

「あかん、あかんわ」
「うちの息子のこと、ずっと考えてたわ。。うちの息子も、同じ年くらいやで。」


と、二人、帰り道は、息絶え絶えで帰りました。




あの息子、今後どうなるのかなぁ。
あの息子、日本にいたら、どうなるのかなぁ。

治るのかなぁ。

あの息子、毎日、なに楽しみで生きてるのかなぁ。
昔のこと、思い出して、悔しくなるのかなぁ。
走り回りたいんだろうなぁ。

何を、思って、何を望んでいるんだろう。
彼の夢っていうか、希望っていうか、なんだろう。



でも、とりあえず、毎日、あの子は何を思ってるんだろう。。。。



私は、あの子になにが できるのかなぁ。

教師の私は、何ができるかなぁ。


笑わせてやりたいなぁ。

なんか笑わせてやりたいなぁ。


そうやなぁ。
そうやなぁ。


と、思いを、ぐるぐる、ぐるぐる、永遠と巡らせる日でした。



1回でも多く、笑ってくれたら、なぁ。。。
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by otankonasuko | 2011-03-03 06:04

ザンビアで生きてる、おたんこなすの思うこと。
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